そして当の和田は

今の声は一体?

私は、自身のオペでミスをして小学生ぐらいの少女をみすみす死に追いやった過去など無い筈…

だとしたら…あれは何なのか?

身に覚えの無い事で和田は、震えていた。

それなのに汗が噴き出して来る。

それなのに…

「和田先生…夏風邪ですか?これだけ寒い部屋に居ずっぱりでそれだけ汗かくって異状ですよ」

回りは、そんな事を言って私を病人に仕立て上げる。

そう言えば…さっきも変な女に付きまとわれたし…

今日は厄日なのだろうか?