一階の広間では今日の御披露目会の準備が始まっていた



それを横目で見ながら二階へと足を進めた



「なんかすげーな…」



天音も広間に目をやり言う



「だから嫌なのよ…派手過ぎるのいつも誕生日もクリスマスも…イベント好きなんだよここの人達って…」



また憂鬱な気分がぶり返してきてあたしは肩を落とした



「何だよ楽しそうじゃねーか…ってか楽しもうぜ!」



天音ってホントはここの人なんじゃないかって思えてきた