そして御披露目会の日はやってくる…



「お嬢様…天音様準備はよろしいですか?」



あたしは淡いブルーのロングのドレス



天音はタキシード…髪を後ろに流し涼しげな顔をして立っていた



悔しいけど格好いい…ちょっと見とれるあたし



「いいけどどうやって行くんだ?」



「こちらで御座います」



爺がくるりと背を向けた瞬間あたしを引き寄せ



「似合ってる…」



囁いて唇を奪った



「置いていきますよ!目を離すとこれなんですから…全くっ!!」



あたし達は「ぷっ」と笑い爺に駆け寄った