純情★可憐─恋してヴァンパイア─


「…ちっ」



天音が舌打ちする…あたしは固まっていた



周りが気にならない程だなんて…あたしってヤバイ?



「天音様の当日のお召し物はこちらで準備いたします…何もご心配はいりません」



「そりゃあいいけど何着せられんだか…」



「普通よ普通…パーティーだって思ってよ」



「パーティーねぇ…まぁいいや…マリアと一緒なら何でもいいぜ」



ふっと笑い「なっ?」とあたしに顔を向ける



「……うん///」



ちょっと素直になってみたあたし