「御披露目会ねぇ…そうゆうのあんま好きじゃねぇけど…マリアの為なら仕方無いな」
あたしから爺に向きを変えると「でっ?」と爺に聞く
「でっで御座いますが天音様にはあちらの世界に行ってもらわねばなりません」
「あちらの世界とは?」
「ヴァンパイアの世界で御座います」
「だろーな…で何時行くんだよ」
「明後日で御座いますがよろしいてすかな?」
「いいけど何か準備とかねーのか?」
「何もありませんが…まっそのまま有りの儘の天音様で宜しいかと」
「有りの儘の俺…そりゃあ気楽でいいや」
ソファーにゆったりと座りあたしの方を向く



