ギッと音を鳴らし椅子から立ち上がると 「楽しみにしてるよ御披露目会…じゃまた」 フワリと風を纏い音も立てず部屋を後にした 「ふぅー鈍感なお嬢様の相手も疲れるな…」 小さくため息を吐いたライトはドアを振り返って呟いた ───… ──… 天音と共に屋敷に戻ったあたし達は爺に御披露目会の話しを聞かされていた 「天音様はお嬢様のパートナーで御座います…かつてお嬢様のご両親がなされたように御披露目会なるものを開かねばなりません」