「帰りたくねー」と言う天音を車で送らせあたしと爺は庭にでていた 手入れの行き届いた美しい庭を眺めながら爺が口を開いた 「お嬢様やはりあの方で間違いないのですね」 「そうみたいだねーあたしのパワーも共有出来るみたいだし」 「そうでございますか…」 爺は少し寂しそうな顔をしていた 「何…爺…?」 「いえ…ただ…」 「ただ…何?」 小首を傾げるあたしに爺は遠くを見ながら話す