「思い出されましたか?」



あたしは静かに頷くと口を開く



「天音はあたしの"運命の人"らしいわ…パパとママのようになれるかな…」



「さぁどうでしょう…お二人次第でごさいますよ」



あたし達次第かぁ…ソファーで眠る天音を見つめる



きっとあたしはもう天音の血を知らなかったあたしには戻れない…



そんな気がした



─────…
────…



眠る天音を自室まで運びベッドへ寝かせベランダへと向かった