『彼女の血は私を虜にしたのさ…身体の奥から欲するほど甘く舌に絡みつく…』 身体の奥から欲する… 『何時の日にかお前も出逢えるよ…運命の相手に…そしてその人を愛する事になるだろう私のように』 パパは静かに窓に近寄ると庭を見つめ目を細めた 庭の薔薇の香りを嗅ぐママを見ていたとても愛おしそうに いつかあたしも出逢うんだろうか?ママを見つめるパパの姿をみながらぼんやりと思った ずっと忘れていたそんな事を思った事を…