ぎゅっと天音の手を握り寄り添った



握り返す力強さに天音の心を感じる



この人とならきっと上手くやっていける…



寄り添った天音の温もりを感じながらそう思えた



────…
───…
──…



コンコンとドアがノックされ現れたメイドがあたし達に言う



「奥様のお支度が整いました…お部屋にてお待ちでございます」



「わかったわ…ありがとう」



ペコリと頭を下げたメイドが部屋を後にする



「お祖母さまのとこに行こっ?」