純情★可憐─恋してヴァンパイア─


そうだ…お祖母さまは完璧に着飾らないと部屋から出てこないんだった



「忘れてたわ…お祖母さまの性格」



パパも"そうだった"という顔をしていた



「何だかお祖母さまは変わった人みてーだなっ」



「お祖母さまだけじゃないわよ…こっちの人達だいたいが変わってるから」



溜め息混じりのあたしに天音は言う



「想像と違っておもしれーとこで安心したぜ」



天音はあたしに気を使ったのか…それともやはり緊張していたのだろうか



そんなことを口にした