廊下を進んで一番奥の部屋 ─コンコン とセバスチャンがノックをする 「旦那様…お嬢様をお連れ致しました」 「通せ」 中から聞こえたのは年寄りの声ではなかった 天音な小首を傾げてセバスチャンに着いて中へと入っていった 「おおマリア!元気にしていたかい?」 そう言って笑ったお祖父様を見て天音は驚きを隠せなかった