ウラとオモテ

《キーンコーンカーンコーン》


チャイムが鳴った


『後で手紙回すから返事ヨロシクネ☆』


『うん。分かった』


どうしよう…。


自分の気持ちをとるか…


桃華の気持ちをとるか…


という選択肢の真ん中で


うちは揺れていた。