恵那は明らかに不機嫌な顔になった。






馬鹿ね。矢崎さんも






「うっぜ。ねーよっ忘れた。」




恵那がそう言い、矢崎さんは
ため息をついて立ち去ろうとした。



すると恵那は、スっと足を出して
矢崎さんの足を引っ掛けた



「っっ」



あたしと里、それから恵那は
派手に転けた矢崎さんを見て顔を見合せて笑った