「こんなに…不味いのか」
どうりで食べさせてもらえない訳だ。ようやく長年の人生の疑問に一つの答えが見つかった。私は天を仰ぎ見て神に感謝した気分になった。シュークリームが不味い事すらどうでもよくなる実に至福のひとときだった。
しかしまさか帰ってきた家族があんなに激怒して、庭に首から下を埋められ二週間も放置されるとは、私は二度とシュークリームを食べないと心に誓いようやく堅い床で眠る事ができるようになったのである。
~終わり~
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…