ドアを開いた音が、静かな教室に響く。 教室には誰もいなかった。窓から野球部が校庭を走るのが見える。 「……っ」 私はその場にしゃがんで、泣き始めた。 不安で、不安で、しょうがない。 誰か、私のそばにいて‥‥。 「……誰かいるのか?」