その日の夜、ケータイに来ていたメールは二件。
陽菜と部活仲間からだった。

「大丈夫?」とか、「明日来れる?」とか。

私はお礼と、陽奈に明日の時間割を聞いて、布団に入った。

もちろんどちらも嬉しかった。けど、本当に来て欲しかったのは……。


私は電気を消して、枕に顔を押し付けた。