……どうしよう。

このままじゃ、本当に来季を盗られちゃう。
どうしたら‥‥やっぱり、本当のことを言うしかないかな。

暗い表情でバッグを漁っていたら、突然部室のドアが開いた。

「柊さん、いる?」

明るい声と一緒に、紗理奈ちゃんが入ってきた。