私は少し拍子抜けた。 それから違うポスターを指差して、 「だったらあれは高にそっくりだね?」 それは動物園の広告だった。 「俺は猿じゃねえよ!」 「あ、自覚してるじゃん」 「ゴリラに言われたくないね」 「失礼な!」 私も高も調子を取り戻して、ふざけながら道を歩いていった。