私とシンデレラは何も言わなかった。


私は…もう…。







毎晩…お母さんは本を読んでる。


私は今朝の舞踏会について話をすることにした。


「ねぇお母さん?」


「あら?まだ起きていたのね?どうしたの?」


「…その…舞踏会って…行かなきゃ駄目…?」


「もちろんよ!
もし、王子に気に入られたら一気に王族よ?」


「…そうだけど…。」


「玉の輿にのれたら、今よりもっと良い生活が出来るわよ?」


「…王子様に気に入られたらでしょう?」