辺りはすっかり真っ暗でおばけが出そうなくらいだった…。


「…また明日会える?」


「うん。また明日来るよ…。」


「じゃあ、またね。」


「また明日。」


2人は反対側に…家のある方向に歩き出しました。


公園から出ると、男の子は走る音に気づいて振り向きました。


女の子が引き返してきました。


「…待って!」


「どうしたの?」


「きょ、今日は…ありがとう………じゃあねっ!」


女の子は真っ赤な顔を隠すように走り出しました。