シンデレラ~あなたが羨ましくて~

「えっ、ええ。」


「舞踏会にも来ていましたよね?」


「僕たちも踊りにお誘いしようと思っていたんですが…」


「そうなんですか!?」


「結局…王子の所に行ってしまわれたので…。」


「…。」


「ホントにきれいな方だなって思ってまして…」


「あっ!実は僕ら隣国の王子なんですよ?」


「…王子様…ですか…。」


「妃にするなら貴女のような美しい女性がいいなと…」


「えっ!?」


「抜け駆けするなよ~」


「僕も君のような…」


「いや、僕が…」


「…あの…。…えっと…」


そのとき…
じいが私の肩を叩いた。


「王子がお呼びです。」


「えっ…何で私が…?」


「じいにもよく分かりませんが、呼んでこい…と…。」


「…分かりました。
では…皆さん、また後で…。」


「どちらに行かれるんですか?」


「知人に呼ばれてしまったので…では。」


私は王子のもとへ向かった。


なんだか機嫌が悪い…みたい…?


「…何かあった…?」


「お前…スピーチやれよ…。」