「王子…やはりツンデレに目覚め…」


王子様は無理矢理じいに耳打ちした。


「あぁ~!
あれでしたか!」


「お前…絶対分かってなかっただろ…?」


「えっ?
そ、そんなことは…
もちろん分かってましたとも!
王子の心はガラスの心ですから!」


「意味違ってんじゃねーかよ…。
もう…早く取ってこい…。」


「はい!ただいま!」


じいは大きな包みを抱えてすぐに戻ってきた。


「何これ…?大きくない…?」


「小せーよ…。ホントはもっと大きいのが良かったんだけどな…俺の腰がもたな
かった…。」


「…腰…?」


「まぁ…空けてみろよ?」