「えっ?どうして??喧嘩、強いから守ってくれそうぢゃん」
「沙羅…。ヤンキーは、ヤンキーだよ?普通に浮気だってするんだよ?一途な沙羅
を傷つけちゃうかもしれないんだから辞めなよ!」
「苑華…。」
苑華は、私の事ちゃんと考えてくれてるんだ…。
なんか苑華を益々尊敬しちゃった~♪
「わかった??沙羅?」
「うん!苑華、大好き!私の事をこんなに考えてくれるなんてー嬉しすぎ!!」
私は、苑華とジャレていた。
でも、ヤンキーたちからの視線が気になっていた。
やっぱり見られているとなんか期待しちゃうよ。
ほんとに好きになっちゃいそうだよー
だって、ヤンキーの人たちかっこよすぎだろ!!
しかも、私服めちゃくちゃカッコ
イイよ!!ピアスに首からさげているネックレス…。
そよ風になびかれている綺麗な金髪…
ツンツンしてる…
「……ぁ?…ら?…さ……ら?」
あっ!
いつの間にか
私…
「あっ!ごめん。ぼーっとしてた。」

「ちょっと大丈夫?」
「うん!大丈夫だよ!」
「そっか…。」
私、どーしちゃったんだろう。
ふと、ヤンキーの人たちの方に視線をやると目が合った!
(ヤバい!目、合っちゃった…。どうしよう……。)
「おいっ!!」

「ひっ!!」

ヤンキーと私との距離は
約200m

なんか、怖いそんな事を思っているのとは裏腹に手を振られた

手を振っていたその人は、笑顔だった…
その人の笑顔は、青い空にある太陽よりとても眩しかった
日差しがその人の笑顔を、照らすと笑顔は、益々輝きを増していた。

(私、ほんとにどうしよう…。)