私達はデパートに着いた
やっぱりいた…
「うわー 苑華〜またいるよ。」
「だからね〜 まぁスルーしてこっ♪」
苑華は、陽気に歩きはじめた
私は、そんな陽気な苑華に着いていった
あたしは、ふと
視線を感じた…

その視線は、完全に
ヤンキーから……

(ヤバい…怖い…)
「苑華〜(泣)うちら、ガン見されてるよ…」

「知ってる♪ガン見されてるなら、ガン見仕返せばいいんだよ(笑)」

「馬鹿ぢゃないの?そんな事したら、ころされちゃうよ=?」
「大丈夫だって~♪」

そんな苑華に私は隠れ、ヤンキー達からの視線を防いだ。
でも、視線は消えない
まま…
やっと、デパートの中に入る事が出来て私はほっとした。

「あ~、怖かったぁ―。」
「沙羅って、ほんとに怖がりだよね…?」
「いやっ!!そんな事ないよぉ~普通だって!」
「そぅ??」
「うん」
「てか、何買うの~?」
「ん~、おにぎりかな?」
「まぢかぁ…。」
「うん!まぢだっ!苑華ゎ??」
「うちもおにぎりにしようかな?。」
「そっか!てか、ヤンキーたちついて来てない…?」
私が、そう言った後に苑華は後ろをみた。
「ほんとだ…。きっと、ウチらが可愛くてついて来たんだよ!」
苑華は、笑いながらそう言った。
「そうだねぇ~!」
私も笑いながら言った。
でも、ほんとは何が目的でついて来るんだろ…
怖いよ……
それに、私は可愛くないし…
みんなに「ブス」って言われてるのになぁ
こんなブスに、ついて来るヤンキーなんているわけないのに…
ほんとに何が目的なのかな?
「ねぇ、苑華…」
「ん?どーしたの?」
「もし、ほんとに私たちが可愛くてついて来ているんだとしたら、うち嬉しすぎ
てヤンキーの事好きになっちゃうかも?…」
「…?えっ??沙羅、大丈夫?」
「えっ??うち、なんかおかしいこと言った…?」
「…うん」
苑華は、私が発した言葉に戸惑っていた。
「沙羅…。」
「…ん?どうしたの?」
「ヤンキーを好きになるのはやめた方がいいよ。」