驚愕の声が次々と上がる





血相を変えてフランク公が煌びやかな椅子から立ち上がる







アレックスは息をするのも忘れて目の前で起こる事を見ていた




重力に逆らい、三十メートルは先にある鳥籠に降り立つ



しかし、そんなことよりも驚くべきことは少年の背中




最初から違和感はあった


けれどソレが何かはわからなかった




…………しかし、アレはなんだろう?






本来、白い片翼があるはずの背中には……………………金色に輝く『両翼』があった