「何なのコイツ!?」 訳のわからないままフェニは抗議すると、少年を見下ろしていたレイブンが眉をひそめて膝をつく 「どうかした?」 「……コイツ……変だ」 へっ?と首をかしげるフェニにレイブンは少年の肩を抱き上げて背中を示した フェニは気付いて息を飲んだ 少年の背中にはこの世界で絶対にあるはずの片翼が見当たらなかった