灰色の羽

ここぞとばかりに矢継ぎ早にチャーが質問を投げる。



まあいいか。



ようやく話したのだからこれからは素性も割れて、あとは親御か警察に届ければ一件落着。

不本意にも抱えてしまったお荷物をやっと下ろすことが出来そう。



今回は安堵のため息をついてコーヒーを口に入れた。



「なあ、なんでだー?」


これから始まるであろう二人の問答を高みの見物しようと、コーヒーをすすりつつ眺める。



「なんであんな所にいたんだー?」


しばらく二人を眺めていたが、チャーの投げかけに応じることなくミイは無表情のままその顔を見ているだけ。



「ミイ聞いてる?あれ?」



様子がおかしい。




しばらく同じような質問をした後、
「また喋らなくなった。」

と、チャーは私とパトを交互に見た。






少女は我関せず、と黙々とスープを口に運び続けていた。