頭では中ニ病云々について考えに耽っていたのだが、やはり人間の身体ってヤツは本能に忠実なんだな。
ほら、恋愛小説なんかでもよくこういうフレーズがあるだろ??
肉食系の男子が乙女を喰っちまおうしてる場面での一言。心では嫌がりつつも、
『身体は正直だけどな……』
みたいなね。
あの時の桐野くんもまさにそんな感じ。
頭では[梧 清花]について思考を働かせつつ、オレの学校へと向かう歩みは、遅刻フラグを大量に背負いつつも超スローペースだったのだ。
それは何故か??
だって先日、登校時に鼻の下が地に落っこちるくらいの美しぃ出来事があったじゃねぇかよ……!!??
朝の気怠い眠気も一撃で葬り去る程の威力を持ったangel's voice
そう、椎名ちゃんの来訪さ!!!!
今朝も後ろからそ〜っと近づいてきて愛麗しい女声をかけてきてくんねぇかなぁ〜……っという男の情操(下心)がギラギラ輝いていたんだよ。
遭遇する確率を少しでも上げようと、歩みを最低速度に抑えつつ、あえて後ろも振り向いたりもせず、今か今かと期待に胸を膨らませていた……
……っと、ここまでなら心情的にも楽しかったのだが、先ほど話した[バイク]にまつわるアクシデントが発生しちまったワケだ。
ブロロロロ……


