君想論 〜2人のサヤカ〜






オレの仮説はもはや、確信の域に達していた。


実は昨日の段階から「もしや」と思い、頭の中で密かに[ある単語]が浮かび上がりかけていた。


今日、ついさっき起こったイベントは、頭の悪いオレでも確かな“解答”を導き出すのには十分過ぎた。




不機嫌オーラ剥き出しの転校生に、オレは予め用意していた言葉を投げかけた。










「なぁ、お前さ……」


「あ゙ぁ……!!??んだよ!!??」