「桐のん、もしかしてこのパン食べたいの〜??」
「[食いたい]か[食いたくない]かで言ったら『タベタイナー』」
「むむぅ…………」
柿金は桐野くんの顔とコッペパンを交互に見比べ……
満面の笑みを浮かべながら、
「それじゃあ、桐のん♪一口どうぞー♪」
「ッ!!!!!?????」
何ですって!!!???
もう一度だけ言おう。
ぬわぁんですッてェ!!!!????
(あー…いやいやいやいや……)
「………????」
落ち着け桐野くん。
クールになれ……そうだオレはクーラーボックスになる……
今、柿金が満面の笑みで差し出しているコッペパンは、[定価:1200]する高級品で滅多にありつけるものではない。
一見、かぶりついて損などないように見えるだがしかーし!!!!
女子に昼食を「アーン」して頂くことが出来る、この素ッ敵シチュエーションの前に現れた相手がコイツだぜ……??
色美味しい展開など期待できたものではない……
第一、コイツの歯型の付いてる時点で、既にこのコッペパン一つ辺りの価値はスカイダイビングしているだろう。
食欲がそそるかどうかと言ったら、正直微妙なラインだ。
だがしかし――………
ッ………
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