桐野くんの(えらく小規模な)青春物語に幕が下ろされた。
入学してから今日まで、何度も挑んだ[パン買い競争]と言う名のロワイヤルの最果てに輝く“幻のパン”
夢物語のようなソレの存在が証明された、それ自体はとてもめでたいことなのだが……
何度となく打ち拉がれ、苦汁を舐めてきた波瀾万丈の下積み時代を生き抜いたオレの苦しみの数々が……
こんな糞ガキにィ!!!!!!
キィー!!!!!!
「ッ……んの野郎ぉ……!!!!」
「んぬ……??」
一方の柿金は、
「何を言ってるのか分かりまてーん(゚■゚)?」
って顔をしてパンをモグモグしてやがるコンニャロー。
テメェーこの野郎、美味しそうじゃねーかよおんどりゃー!!!!
見れば見るほど羨ましいよ!!!!
大好きだったカレーパンが何だか急に質素に見えてきちゃったではないか!!??
怒りのボルテージが八つ当たりに近い形で上昇し、桐野くんの頭が沸騰しかける。
小娘が……
小娘がッ……!!!!
小娘がぁぁッ!!!!!!!
そんなことを思っていると……
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