[梧 清花]の見せた2つの顔。
あの姿は機嫌や衝動なんかで起こる変化ではなかった。
まず尋常ではない……
「ちょいと確認しておきたいことがあってな……」
「そうですか……」
オレの言葉に対して、少し考える素振りを見せた椎名は――………
「……あの……桐野さん……」
「んー……??」
椎名は歩を止め、口ごもるように口を開いた。
「いきなりこんな話をして、変だと思うかも知れませんが……」
「あぁ……??」
「あの、実は――………」
その時、
ピリリリ!!!!
ピリリリ!!!!
っと、携帯電話の古典的な電子音が鳴り響いた。
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