オレ達にはまだそのステップは早すぎる。
まだ、ちょっと不意に互いの手と手が触れ合い「ごめん」と恥ずかし口調で呟いて頬をポッと朱に染めるのもやってないし、急な大雨の日に傘を忘れて困っている彼女に父さんから借りた少し大き目の傘を差し出し遠慮しがちにしている彼女の手に半ば強引に傘を握らし自分は雨に打たれながら走り去りその後ろ姿に彼女の胸が刻む鼓動の周期が著しく低下するのもやってないし、放課後の誰もいない空き教室に呼び出した彼女に告白しようと張り切るも声が裏返り恥ずかしい想いと共にその場が和み彼女の口から「こんな私でよかったら……♪」っと吉たる返事を受けヨッシャーと我を忘れて踊り喜ぶも机に足をぶつけてすっ転び彼女からクスクスと笑われ2人の今後に明るい未来を示唆すると思われる朗らかな空気に包まれるのもやっていない!!!!!!
「女の子が無闇に自分ン家に野郎を呼び込んじゃいけません!!!!」
危険です。危ないです。
[混ぜるな危険!!]の洗剤同士をミキサーにかけるくらい危ないです!!!!
「冗談ですよ。桐野さんは面白い人ですね♪」クスクス
オレの理性と本能と願望のせめぎ合いの中、ブザービートの差で理性が勝ち取った答えに対し、クスクスと笑みを零し[冗談]発言。
弄んじゃって全くもぅ、桐野くんがどれだけ葛藤したと思ってるんだい!!??
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