「…オレ……コハナさんのこと
…好きなんです」
――えっ いま何て言ったの?
おでこをつけたまま
鼻先どうしつけクルクルさせながら
小嶋クンは話し続ける
「初めは憧れの先輩で
仕事のやり方とか
こっそり見て学ぼうと思ってたんです
でも…
見ているうちに
コハナさん自身に惹かれてしまって」
――少しだけ触れながら擦れる鼻先が
くすぐったくて
心地よい声が
すぐ近くから聞こえてきて
――告白されてるのに
おでこと鼻先に
神経が集中してしまって…
なんだか……熱くなる――…
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