それは中学に入ってからも変わらず、 「やーセルシオ乗りたい!」 『セルシオまじかっけーよなっ』 「心んちのシーマもやばいけどねー」 『薫んちのセルシオもかっこよくね?ホイールまでかっけーじゃん』 「何で見てんの(笑)」 とか、会うたんび車の話。 それが楽しくて仕方なかった。 心には彼女がいて、あたしは彼女とも仲が良かった。 彼女の名前は美波。