「煌星ッ」
ってか、恋愛だけでこんだけなるのって、
やっぱキショいんだろうか?
「煌星ッ!!!!!」
「え?なにっ??」
気づけば鬼の顔した凰星が
上から俺を睨みつけていた。
珍しく声を張り上げて・・・。
「なに、じゃねぇよ!
何回呼んだと思ってんだよ!?」
「え?い、1回?」
「こんの・・・ドアホッ!!」
「んだよー。
んな怒んなくたっていいじゃねぇかよー。」
特に今はお前の顔見たくないんじゃぁー。
「あの、さ、真剣な話、なんだけどさ・・・」
ふっとさっきまでの鬼の顔を消して、
俺の椅子に腰掛けて、俺の目を見て、
真剣な顔する。
・・・やめてくれよ。
俺は、お前のその真剣な顔が、
真っ直ぐ俺を見る、全てを見透かしそうな目が、
苦手なんだよ・・・っ


