「お前が俺のことかわいーとかカッコいーとかゆーから」

「いや、事実だろ?」

「ってか、同じ顔なんだからさぁ」

「あ、そっか。
でも、俺そんなかわいー顔してねぇと思うけどなぁ。」

「かわいーときはかわいーけど、
あんましねぇよなぁ。
その分カッコいいっていうか・・・なぁ?」

「お前もさぁ、同じ顔だろ?」

「多少違うだろ」

「お前なぁ・・・。」


呆れられた。

「つーか、なに?
俺を転び落とされてまでの用事ってなぁに?」

小首を傾げて聞いた。

「かわいーなぁ・・・」

「・・・もしかしてそれだけ!?」

「ちげーよ。
俺の部屋のベッドで勝手に寝るのはまだいい。
ただ、俺が寝たいときに寝るなよ。」

「えー。」

「自分の部屋で寝ろよ」


文句言うくせに優しく笑ってくれる凰星ってやっぱ良いよなぁ。

だからモテるんだ。