――――――そして・・・。 「女装大会に出てもらうのは、 椎名瑞季くんに決定しました~っ」 クラス委員の明るい声が響く。 「よかったね~っ、瑞季っ」 あたしが笑顔で言っても、反応はない。 ・・・まー、あれだけ拒否してたのに決まっちゃったんだもんね・・・。 でも楽しみだなあ・・・文化祭っ♪ ・・・悠季もいれば・・・もっと楽しみなのに・・・。 戻ってきてくれないかな・・・悠季―――――・・・