「っ・・・携帯・・・繋がらない・・・!!」 走りながら、あたしは何度も悠季に電話をかけた。 ・・・どこにいるんだろ・・・ 悠季が用事があるっていってから軽く3時間は経ってるし・・・ もう家に帰ってるかも!!! あたしは走りながらそう考え、瑞季と悠季の家に向かった。 悠季達の家は学校から15分くらいで、 走ったから10分くらいで着くことができた。 あたし達の借りたマンションとは違い、 少しぼろいアパートだ。 瑞季曰く、 『男はこういうとこの方がいいんだよ』 とか言ってたけど・・・。