「・・・・・・・・・りづ・・・瑞季・・・。 ちょっと待っててね・・・。あたし、 悠季のこと呼んでくるからっ・・・!!」 あたしは瑞季に向かってそう言った。 瑞季は少し笑って言った。 「あー・・・気をつけろよ・・・」 ・・・・・・こんな時まで笑ってくれるなんて・・・ 瑞季、なんでこんなに優しいの――――・・・ 2人のためにも、早く悠季を呼んで来なきゃ!! あたしは走りながら倉庫を出た―・・・ 麻生くんの口がつり上がっていたのにも気付かず―・・・