その言葉を同時に、不良たちが瑞季に襲いかかった。
「っ・・・ダメ!!!やめてよっ!!!」
あたしはそう叫ぶけど・・・
不良たちは瑞季を殴り始めた。
瑞季は何も抵抗せずに、麻生くんを睨んでる。
――――――あたしじゃ、瑞季を助けられない・・・
あたしは麻生くんの近くに駆け寄った。
「・・・・・・麻生くん!!りづを、返してっ!!」
「そんな簡単に返すわけないじゃん?
・・・まぁ、口のテープくらいは外してやってもいいけど」
その言葉に、りづの見張りをしていると思われる不良がりづの口のテープを取った。
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