―――――――廃校舎・・・。 あたし達はゆっくりと扉を開く。 「本当に来たんだ? 心配しなくても、璃津紗ちゃんは無事だよ」 「「・・・・・・ッ!!!」」 そこには、数十人の不良っぽい男たちと・・・ その中心にある鉄パイプの上に座っている麻生くん。 そして、その奥には・・・ 手足を結ばれて、口にテープを貼られているりづの姿があった。 「・・・・・・・・・ッりづッ!!」 あたしは思わずそう声を上げた。