「っあー、もしかしてアレ?! 女の子にお呼ばれしちゃったとか?」 急に声を大きくして、瑞季がそう言う。 「えーっ!!悠季、告られんの?!」 「え・・・」 柚津紗と璃津紗がその言葉にリアクションする。 「・・・や、違ぇし。 とにかく、今日は先帰ってて」 とりあえず訂正して、俺はそう言った。 「そっかぁ。じゃあまた明日ねっ」 柚津紗がそう言って手を振る。 「じゃあね」 「早く帰ってこいよ~。 家に1人とか寂しいから」 璃津紗、瑞季もそう言って教室を出て行った。