この時、あたし達は気付いてなかった。 ・・・知らなかった。 この先のあたし達の運命を。 ・・・できれば知りたくなかった。 この願い事は、叶わなかった。 "永遠"なんて存在しないものだった。 儚いから、すぐに崩れてしまうから・・・ だからこそ、"今"が大切だったんだ。 ―――――それにあたしは気付けずにいた。 "当たり前"だって・・・そう、勘違いしてた。 ―――――――――もう、戻れないのにね・・・。