「もういいでしょ!?
こんだけ連れまわしていいようにしてっ…!!
どれだけ私を利用すれば気が済むのよっ…!!」
「…………」
二人は無言のまま私をじっと見ていた。
私はもう今までのイライラが爆発したかのように大きな声で怒鳴り散らし、もう訳わかんなくなってきて私の目からは涙がボロボロと溢れてきた。
「なんとかっ…ヒク……な、なんとか…!!…ウッ……
なんとか言ってみなさいよぉ!ヒック…ちくしょーっ…!」
もう最悪だ。
顔ぐちゃぐちゃ
嗚咽混じりの罵声
完璧なキチガイ
自分でも分かってる
でも一度キレたらもうどんどん中にあった気持ちが溢れてきた
「ど、どーせ…ヒック…私は一生っ……いいように使われて…冷たい態度とられながら…ヒウ…
死んで行くのよ!」
それを言うと私はワアンと泣き崩れ、地面に伏せた
もうあの男共がどんな目で見ようがどうでも良かった。
ただ、ただただ私は
誰かに愛されたかったのだ