「…………―さい…」
「ん?なんだって?」
プッチン
「――――――うるせーっつってんでしょーがああああ!!!!」
「「!!?」」
私はキレた、今までに無いくらいにブチ切れていた。
もう頭ん中真っ白でぐちゃぐちゃ
「だいったいねぇ、釣り合うとか釣り合わないとかもう見た目でわかんでしょーが!!
つうかこんな男こっちが嫌だっつの!!
今日初めて会ったくせに急にご飯奢れとか何様のつもりよアンタ!!
意味わかんないから!!
お金返すっつってもそのままのつもりでしょうがあ!!
しかも急に腕掴まれてどこに行くかと思えばアンタの友達の家に連れられて、挙げ句の果てに私をからかってそんなに楽しいのっ!?」
「ちょっ…落ち着けって……」
「落ち着け!?落ち着いてるわよボケ!どこからそんな言葉が出るの!?マジで毒殺するわよ!?」
「こ、怖ぇコイツ…」
「毒殺て……」
二人はさっきおとなしかった私とはまるで違う態度に苦笑いを浮かべていた。
多分私をキチガイとでも思ってるのだろう。
でも今の私にはそんな事どーでもよかった。