呼吸が整い、今になってここはどこだが気になり始め辺りを見渡す。


どうやら今日財布の中身を空っぽにさせられ、最悪な男が座っていた屋根の家の前にいた。




………嫌な事思い出しちゃった…



私は大きな溜め息をつき、先程から流れている涙を拭うと、元来た道を戻ろうと後ろへ方向転換した瞬間私はせの事を後悔した。









「お、なんだまたアンタか」




「……………」











なんで今日はこんなにも厄日なのだろうか