妬いてほしいの



「それに、俺すっごい独占欲強いみたいだし」


「嘘…だぁ」



わたしの事なんか、無頓着だったじゃん。

そう、泣きながら呟く。



「んなわけないでしょ。
普通に気にしてるよ」


「だっ、だって…!」


「ん?」


「誕生日、忘れてたじゃん」



普通に忘れてたじゃん。

即答で『知らね』って傷ついたんだからね?



「あれは…」


「あれは?」


「わかんなかった。」


「!!」



なによっ。

やっぱり忘れてたんじゃない!!