人魚の国の入り口には2人の門番
「月華様。おかえりなさいませ。後ろの方はどちら様でしょうか。」
「私の友達。」
「入れるわけにはいきません。人魚のフェロモンが効いていないようなので。」
ドサッ
門番の2人が倒れた。
「蓮…何すんの…」
「仕方ないだろ。大丈夫。浅めの睡眠だ。」
「はぁ…起きる前に中へ行くよ。」
ぎぃ
大きな扉が音を立てて開いた。